2023.03.24

がんの早期発見に向けて革新的なCTC/CAF検出ガラスデバイスを開発

国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学低温プラズマ科学研究センターの田中 宏昌 教授、堀 勝 教授、名古屋大学未来社会創造機構ナノライフシステム研究所の 馬場 嘉信 教授、小野島 大介 特任准教授、名古屋大学医学部の 石井 誠 教授、長谷 哲成 助教の研究グループは、AGC株式会社の 岩田 大二郎 氏、長澤 郁夫 氏らと共に、血中循環がん細胞(Circulating tumor cell, CTC)や、がん関連線維芽細胞(Cancer-associated fibroblast, CAF)注2)を検出するガラスデバイスを開発しました。
本研究では、血中に存在するCTCやCAFを効率よく検出するガラスデバイスを開発し、肺がん患者血液からCTCの検出に成功いたしました。また、そのガラスデバイス上で、どのようにCTCやCAFが捕獲されるのかを可視化するシステムを構築しました。更には、そのガラスデバイス上でがん細胞を培養することに成功しました。
この研究成果は、2023年3月13日付イギリス科学雑誌「Scientific Reports」オンライン版に掲載されました。

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