2021.04.06

プラズマ活性溶液に関する国際共著review論文を公表

名古屋大学低温プラズマ科学研究センターの堀勝(ほりまさる)センター長、田 中宏昌(たなかひろまさ)教授は、米国Old Dominion University, George Washington University、ドイツINP Greifswaldの研究者らと共著で、プラズマ活性溶液によるがん治療研究の現状と展望をまとめたreview論文を公表しました。2013年に本学の医工連携グループがプラズマ活性培養液によるがん治療の論文を世界で初めて公表して以来、この8年間でプラズマ医療科学は目覚ましく進展し、プラズマ活性溶液によるがんの選択的殺傷メカニズムの解明や動物実験による有効性や安全性の評価が、国際的に活発に行われてきましたが、プラズマがん治療を世界の第一線で先導する著名な研究者らにより、それらの成果を俯瞰的にまとめたものです。この研究成果は、スイス科学雑誌「Cancers」( 2021 年 4月 6 日付の電子版)に掲載されました。

Cancers: https://www.mdpi.com/2072-6694/13/7/1737