2026.07.13

作物増産に貢献する「プラズマ農学」の新展開 ~種子プライミング、バイオスティムラント技術の総説を発表~

名古屋大学低温プラズマ科学研究センターの石川 健治 教授の研究グループは、九州大学 古閑 一憲 教授、アタリ パンカジ 准教授らとの共同研究で、新学術領域である「プラズマ種子科学」に関するプラズマ種子プライミング注2)やバイオスティムラント注3)の新しい技術の総説を発表しました。
近年、世界的な食料需要の増大に伴い、作物生産性の向上が重要な課題となっています。本研究グループは、植物の成長促進および収量増加につながる新技術として、「非熱プラズマ」を用いたプラズマ種子プライミングに着目しました。
プラズマは、電子やイオンなどを含む状態であり、空気と反応することで反応性酸素・窒素種(RONS)を生成します。これらの活性種を種子に作用させることで、植物の発芽や生育に影響を与えることが近年注目されています。
本総説では、このプラズマを利用した種子処理手法に関する最新の知見を整理し、作物生産の向上につながる技術基盤として体系的にまとめました。
本研究成果は、2026年6月17日付で国際的な学術論文誌『Journal of Advanced Research』に掲載されています。

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