2023.12.04

1月6日~7日に第二回プラズマ種子科学研究会を開催します

第二回プラズマ種子科学研究会

主催:名古屋大学低温プラズマ科学研究センター

共催:名古屋大学農学国際教育研究センター

   九州大学プラズマナノ界面工学センター,

   COI-NEXT「持続可能な農業生産性向上を実現するプラズマアグリサイエンス拠点」,

   東北大学工学研究科 非平衡プラズマ学際研究センター

会場アクセス.png

日時:2024年1月6日(土)午後~7日(日)午前

形式:日本語,(一部 英語) 参加費:無料 一般申込み受付可

会場:名古屋大学東山キャンパス EI創発工学館 FUJIホール

  名古屋市営地下鉄東山線 「名古屋大学」駅下車 徒歩5分

参加登録:以下のサイトから登録をお願いします。

    (締め切り:12/28)

     https://forms.office.com/r/FukSA1xAtQ

要旨集:こちらからダウンロードをお願いします。

    第二回プラズマ種子科学研究会要旨集

開催趣旨:

プラズマ照射した種子の発芽や植物の成長の促進が、農業の新しい技術として注目されています.種子は主要な農作物であり、食料をはじめ、医療、資源・エネルギーの多くの分野で利用され、農業生産においては種子が鍵を握っているといっても過言ではありません.作物育種のみならず,地球規模の環境変動は、植物の環境ストレス耐性を逸脱し,環境の温度、栄養レベル、光の状態を感知し、休眠状態から発芽のタイミングを決定する機構に少なからず影響を与えています.しかしながら,低温プラズマ照射による短寿命な活性種の応用は,休眠打破などに作用が認められることによって作物栽培などに有用な結果が見出されています.そのため,本研究集会では、両分野に共通する活性種に焦点を当て、植物科学・低温プラズマ科学の2つの分野に共通する専門家をお呼びして討論できる機会を設けます.多くの皆様のご参加をお待ちしております.



プログラム すべての講演が招待講演となります.


2024年1月6日(土)(講演時間には質疑10分目安を含みます

13:00(20分) 開会の辞 古閑一憲(九州大学)

13:20(30分)「植物ホルモン作用による植物成長調節のしくみ

榊原 均(名古屋大学 大学院生命農学研究科)

13:50(30分)「植物ホルモン作用の制御を介した、温度による発芽制御の分子機構

川上 直人(明治大学)

14:20(30分)「イネの基礎研究から社会実装へ

土井 一行(名古屋大学 大学院生命農学研究科)

14:50 休憩(20分)

15:10(30分)「イネの高収量生産と高品質・良食味生産

新田 洋司(福島大学)

15:40(30分)「プラズマ駆動生化学反応

原 宏和(岐阜薬科大学)

16:10(30分)「プラズマ照射とタンパク質・酵素

萩原 義徳(久留米工業高等専門学校 生物応用化学科)

16:40 休憩(20分)

 

――――特別講演 Global plasma forum (講演言語:英語)――――

17:00(30分)「Nitrogen fixation and plasma agriculture: PlAgri European COST action network and activities

Zdenko Machala(Comenius大学,スロバキア)

17:30(30分)「Demonstration Work of Plasma Agriculture with plasma nitric oxide water (PNOW) in Korea

Eun Ha Choi(光云大学校,韓国)

――――特別講演終わり (講師はオンライン接続,ハイブリッド開催) ――――

 

18:10~20:00 意見交換会 (中国料理 浜木綿 山手通本店)

参加費:5000円 (八事日赤駅前,大学から徒歩20分)

 

2024年1月7日(日)(講演時間には質疑10分目安を含みます)

9:00(30分)「プラズマ活性種の生成とその生物作用

佐々木 渉太(東北大学)

9:30(30分)「滋賀大学におけるデータサイエンス分子シミュレーション

高柳 昌芳(滋賀大学データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター)

10:00(30分)「次世代保護するシロイヌナズナ種皮細胞壁とその形成メカニズム

國枝 正(奈良先端科学技術大学院大学)

10:30 休憩(15分)

10:45(30分)「ゼニゴケ細胞分裂・成長制御における活性酸素種役割と、低温プラズマ照射の影響の解析

坪山 祥子・朽津和幸(東京理科大学理工学研究科応用生物科学専攻)

11:15(30分)「ソルガムの発芽・生育へのプラズマ照射の効果と今後の研究展開

柳川 由紀(千葉大学)

11:45(15分) 閉会の辞 古閑一憲(九州大学)

12:00 会場終了